ろくの企画ブログ

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【 絶望 】西成 あいりん地区の無料散髪屋で超イケメンになった件【 ドッキリ 】

こんにちは。

企画担当のろくです。

 

今回の企画はドッキリ企画でした。

もちろん騙される側は僕でした。

俺の相方詐欺師なんじゃね?

 

某日、自宅兼事務所にて僕の起床直後に事件は起こりました。

いきなり始まったのです。

 

久しぶりの無茶振りが。

 

Q「おはよう、あのさ、この中から1枚紙引いてくれへん?」

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いきなり紙袋を見せられ、この中から1枚くじを引けというのです。

 

僕は訳がわかりませんでした。

いや、訳がわかったら無茶振りじゃないけど・・・

彼の無茶振りはいつも、堂々としていて強引なのです。

  

困惑しつつも、若干寝ぼけていたこともありとりあえず引きます。

落ち着いて考えれば、Qくんには確実に負けのない一方通行のゲームです。

ちびまる子ちゃんの藤木くんもびっくりの卑怯さです。

 

ガサゴソ

 

僕はくじを引きました。

そこにはこんな意味不明な内容が記載されていました。 

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モヒカンです。

 

そして、戸惑っているとQくんがさらに捲し立てます。

 

Q「モヒカン出ましたかぁ〜、おめでとうございます。」

 

たぶん、「モヒカン」と書かれた紙を選んで祝福されたのは世界で僕が初めてでしょう。

世界でただ一人の男になれたことに関しては彼に感謝しています。

 

とはいえ意味がわからないので、落ち着こうと椅子に座り思考を巡らせようとします。

うーん、モヒカンと聞くとどう考えても「北斗の拳」の雑魚しか頭の中に浮かびません。

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さらにQくんは喋り続けます。

人間は処理できない情報量を前にすると思考が停止してしまうのです。

これが詐欺の常套手段です。

 

そして言われるがままに、モヒカンがどのような髪型かを検索します。

僕は思いました。

 

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「あ、最近のモヒカンって結構ええ感じやん。

普通にイケてるやん。。」

 

ここで僕のモヒカンに対する不安は一切なくなりました。

もうおわかりですね?

 

動画内で行われているのは詐欺手口の一部始終なのです。

 

鮮やかに詐欺にひっかかった僕は Qくんに勧められるがままに、その無料床屋がある西成に向かいます。

 

にしても、僕はこの街が好きです。

 

最初こそ異様な雰囲気に飲まれて、怖いとすら思っていましたが、住めば都ならぬ来れば都状態で、少し落ち着きます。

 

なんというか行きつけの飲食店にまた来た、みたいな気持ちです。

 

今池駅を降りて、歩くこと約1分。

今日の舞台はこちら。

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そう、有名な『ふるさとの家』です。

西成が大好きな皆さんであれば、おそらくご存知の施設かと思います。

kamafurusato.webcrow.jp

 

※動画内で誤りがございました。申し訳ございません。

誤:ふれあいの家

正:ふるさとの家

 

今日僕はここで髪の毛を切るようです。

さあ、ここの床屋で「モヒカン」に髪を切ることができるのでしょうか?

もしできなければQくん的には完全に企画倒れでしょう。

YouTuberとしてはしっかりモヒカンにならねばダメなのでしょうが、あえて言います。

 

倒れればよかったのに

 

12:00オープンを狙って11:50から施設に並び始めましたが、すでに列ができていました。

ど平日なのに、大人気スポットです。

 

待ってる人数は概ね10人前後だったでしょうか。

そして、待つこと10分。

 

開店と同時にみんながなだれ込むように中へ。

僕も急いで入場しますが、僕よりも早く2名の男性が、床屋の整理券を確保しました。

 

僕は3番目です。

そして、さらに待つこと15分。

 

僕の番が回ってきます。

 

髪を切ってくれるおっちゃんはたったの1人で、1人あたりたったの5分ちょっとで切る達人でした。

 

内心期待です。

 

おっちゃん「今日はどんな感じにしますか?」

僕「モヒカンでお願いします!」

おっちゃん「ん...?」

 

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きっと初めて注文される髪型だったのでしょう。

おっちゃんが少し戸惑います。

 

僕も内心不安でした。

なぜなら、注文可能な髪型リストにモヒカンは存在しなかったためです。

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初めて来てメニューに無い注文をする。

これはもはやDQNと言って差し支えないレベルです。

 

しかし、おっちゃんはあっさりとモヒカンに挑戦する意思を固めてくれました。

僕も髪の毛とのお別れを決意しました。

 

さぁ、ばっさりいってくれおっちゃん!

 

しかしどうやら、問題が発生したようです。

おっちゃんがやばいと気づいたのは、僕の髪の毛がこんな状態の時です。

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いやもっと早く気付くやろ。

改めて自分で動画を見て思いましたが、この時点で多分修正不可能です。

しかし、無情なQくんはこう言い放ちます。

 

Qくん「あぁ、ええ感じええ感じ。」

 

声色を一切変えることなく言い放ちました。

少しは動じて欲しいものです。

 

きっと少しサイコパス入ってますよね、彼。。

 

そしておっちゃんはさらに髪の毛のある面積を狭くしていきます。

そしてモヒカンを細くしすぎたためか、すごくつむじの部分で苦労していました。

 

髪を切られているときの僕としては、後頭部は見えないので「全然大丈夫!」としか言えません。

おっちゃんに気を遣わせない僕、最高ですね。

 

しかし、ここで自分の犯したミスに気付きます。

僕の言葉に安心したのか、おっちゃんはどんどん僕の頭にバリカンを入れてくるのです!!!

それはもうボボボーボ・ボーボボに登場する毛刈り隊のごとく・・・

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どんどん細くなる僕の後頭部の髪の毛・・・

まさかこんなところにまで毛刈り隊が進出してきているとは夢にも思いませんでした。

 

そして存分に毛を刈ったおっちゃんはここでハサミに持ち替えます。

前の二人は丸刈りを希望していたので使われることのなかったハサミですが、僕の頭でカット処女を卒業するようです。

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ハサミとはいえ、ヴァージンをもらえるのは嬉しいものです。

あれ?でも待ってください。これ以上僕から毛を奪うんですか?

おっちゃん、慈悲って言葉知ってる?

 

チョキチョキチョキチョキ・・・

幼稚園から工作で慣れ親しんでいるハサミがこんなに恐ろしいと感じたことはありません。

「そんなに切らないでおくれよ・・・」

「もっと牛乳石鹸で洗われたかったよ・・・」

そんな髪の毛たちの叫びが聞こえてきそうです。

 

「もう切らんでもいいよ」

Qくんも見かねて助け舟を出してくれたようですが、そんな一言も毛刈り隊西成ブロック隊長であるおっちゃんの耳に届くはずもありません。

 

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むしろ

「ここ短くしてしまおか!」

とバリカン道がさらに燃え上がる始末。

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そこからはもう刈るわ刈るわ・・・

これはもうモヒカンではなくただの線です。

 

しかし後頭部の見えない僕は

「いい感じです!」

と能天気に笑顔を見せます。

この時の自分をぶん殴りたい・・・

 

いやまぁ、今思えばおっちゃんも

「まずいなぁ・・・」

だの

「ちょっとかわいそうやな・・・」

だのと言いまくっていた気がします。

 

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でもその時は

「(かっこよくなりすぎて)まずいなぁ・・・」

「(他の男が霞んでしまって)かわいそうやな・・・」

って言われてるもんだとばっかり思ってました。

想像力が豊かすぎるのも考え物だなぁと痛感しました。

 

動画内では家に帰ってくるまで後頭部の状態が触覚でしか確認できなかったため、

「ちょっとずれてるかな?ヤバいかな?」

くらいの感覚だったんですが、改めて写真を見て絶句しました。

右翼の活動家も目じゃないくらいの右寄りです。

 

・・・実は僕は前世で大量殺人を繰り返すシリアルキラーだったのかもしれません。

ずっと坂本龍馬の生まれ変わりだと信じていたのですが、こんな仕打ちを受けてしまっては言い訳のしようもありません。

きっと前世で重ねた罪を清算するためにこんな髪型にされてしまったのでしょう。

ああ無情。

 

で、髪を切り終わったのはいいんですが、ここからおっちゃんのトークタイムが始まります。

昔のシェルターの様子や、なぜ人は西成に流れてくるのか、などをこんこんと語ってくれました。

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ただその時の僕は自分の髪型が気になりすぎて正直頭に入ってきませんでした。

だいたい毛刈り隊に襲われた後にのんきに会話してる構図なんてボーボボでもなかっ・・・いや、わりとよくあるな。

 

楽しいトークを披露してくれたおっちゃんには感謝しますが、さすがに次の人も待っていたので退散しました。

Qくんは僕の後頭部を見るたび大笑いです。

いやぁ、殺意の湧き方も学べて充実した一日でした。

 

で、今回訪れた「ふるさとの家」と毛刈り散髪についての情報を少々。

 

まず大前提。

 

普通のとこで髪を切れ!!

 

特にモヒカンヘアーに憧れている世紀末の不良のみなさんには強く進言します。

 

それでもどーしても無料で切りたいというやんちゃボーイは、「ふるさとの家」の2階で整理券をもらい、順番待ちをしましょう。

もちろん電話予約とかはできません。

 

そして、年金受給者や生活保護受給者の方も利用できません。

特にこのあたりの確認はされなかったので、マナーの範疇かとは思いますが・・・

 

まとめ、というか感想ですが、今回は非常に多くの「学び」がありました。

・詐欺の常套手段

・毛刈り隊の存在

・無料という言葉に踊らされた者の末路

 

学校では決して教わらない、でも知っておくべき大切なことを教えてくれたQくんには憎悪しかありません。

後日、普通のところで散髪したQくんに対して僕が罵詈雑言を浴びせたのはいうまでもありません。

 

おしまい

 

【今回の動画】

 

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